普段、勤務する地域の店舗以外での業務を通し、地域や科目、店舗の違いを体験することで日々の業務水準の向上を薬剤師として図るもの。
一人一週間~二週間、普段勤務している地域以外の店舗で業務を行う。
2008年9月~10月
今回は研修として、9月29日~10月11日の約2週間、東京の3店舗で色々と経験させて頂きました。私が居る永山店はオーベルの中では地方の店舗です。今まで他店舗の従業員とは、電話ぐらいでしか話した事がありませんでした。顔を見た事がないのです。そう言った意味では、今回の研修は親睦を深める為にもとても良い機会でした。
私が経験させて頂いた3店舗は、つつじヶ丘店・矢野口店・大丸店です。どこの店舗もそれぞれ特徴の異なる面白い店舗でした。
つつじヶ丘店は、オーベル第1号店です。近隣には内科・小児科・アレエルギー科と多くの医療施設があり、来店する患者様はお年寄りから小さなお子さんまで幅広いです。ですので、取り扱う医薬品数も多く、幅広い知識が必要になってきます。私は2日間しか居られませんでしたが、もっと勉強をしたい店舗でありました。
また、つつじヶ丘店のすぐ近くに本部事務所を構えています。日頃私たちをサポートして下さっている本部の方は、とても笑顔が素敵でとても優しい方ばかりでした。初めて会社の舵取りを行っている場所に触れられた事は、よりいっそう会社に興味を持つ良い経験でした。
矢野口店は、従業員がとても若い店舗です。店長候補が3人いて、日々切磋琢磨しています。
主に内科・眼科の処方箋を扱っており、多くの患者様が、その両方からの処方箋を持って来ます。お年寄りの方の中には、緑内障・白内障の方がこんなにも多くいる事を改めて実感させられました。私が居る永山店は患者様の多くはお年寄りの方です。緑内障には禁忌のお薬も沢山あるので、もっとこの事を念頭に、処方監査・服薬指導を行うべきと気付かされました。
大丸店は小児科の処方箋をメインに扱っている店舗です。小児科の処方箋を扱うのは初めてでしたので、何もかもが新しい経験でした。調剤業務では、シロップ・粉・軟膏作りが1日中続くのです。私がお邪魔した時は、時期的な事もあり、1日200人近くの方が来局していましいた。
これをこなすには相当の集中力を必要としました。
また、服薬指導の際も、「どの様なお薬か」よりも「どの様に飲ませるか」の方が大切なのです。
主に粉薬と飲み合わせが良い飲み物・食べ物の知識がなかった私にとっては小児科領域の力不足を感じました。
2週間の研修を通して、いつもとは違う環境・違う立場に立てた事で、普段の自分を見詰め直す事ができました。自分なりに課題も多く見つける事ができました。
研修の機会を与えて下さったオーベルに感謝致します。
もっともっと薬剤師として、そして人として上級を目指して頑張ろうと思います。
北海道の旭川市にある永山店に、一週間の研修へ行って来ました。
永山店は大きな国道沿いにあり、周りには医院や薬局がたくさんあります。一日の処方箋枚数は大体40~60枚、在庫数は約700種類、そのうち100種類はツムラやクラシエなどの漢方薬です。
処方箋は主にお隣の池田クリニックから来ます。お隣の池田先生は看板にも「漢方相談」と掲げていて、主に漢方薬を処方されます。今回の研修では、処方解析にとても苦労しました。漢方薬の適応は一種類にいくつかあるし、しかもそのつながりが理解しにくいので、ただでさえとても苦手でした。
ここでもやはり適応と患者さんの訴える症状が違うことが多く、最初の二日間は下手なことを言えないなという気持ちでさぐりさぐり投薬をしていました。
出勤三日目で、先生やスタッフの皆さんと食事の機会がり、先生に直接お話を聞くことが出来ました。
西洋医学は対症療法のような薬の使い方をしますが、東洋医学では体のめぐりが基本になっていて、気を体にめぐらせるために、悪い気を表へ出しやすくする薬と、良い気を内の方へ運びやすくする薬を組み合わせて使うことが多いそうです。人によってはそのめぐりをマイルドにしたり、または強くしたりするためにさらに漢方薬を組み合わせたりしているようでした。
先生と永山店のスタッフの方たちは、勉強会やこのような食事の席などで、コミュニケーションがよく取れているようです。特に店長さんは先生の処方意図をよく分かっていて、助かりました。
これはどこの店でも同じことですが、先生の話と違うことを薬局で話してしまうと患者さんを惑わすことになってしまいます。特に池田先生は、漢方薬を処方する前に薬について丁寧に説明しているそうなので、とても気を遣いました。
先生の話を聞いてから、ある患者さんに投薬しましたが、そのときも表に向かうものと、内に向かうものの二種類の漢方薬が処方されていて、「めぐりをよくする」という言葉で説明したら、患者さんがなるほどという表情になったのが印象的でした。
東洋医学というのはとても理解しにくいイメージがありましたが、今回の研修を終えてその印象が変わりました。
多くの人が患っている生活習慣病、肥満、不眠など、体のバランスと気のめぐりが悪いとそのような病気もしやすくなるし、元気も出ません。元気がないと回復も遅くなる、そう考えると根本的な治療をする東洋医学は予防医学にも関わっており、今の医療には必要不可欠だと感じます。
先生も先生の奥さんも太陽みたいにとても元気で明るい方で、一緒にいるとこちらまで元気が出ます。私もそんな人になれたらと思いました。仕事と私生活、共に勉強になり、有意義な一週間でした。