クリニック研修レポート【薬剤師　男性　25歳】　2011/09

私は9月26日から10月1日までの6日間、医院で研修をさせて頂きました。
現在、私が勤めている薬局では、患者さんのほとんどが小児科の子供達です。ですので、こちらの医院で様々な年齢層の患者や疾患に触れられることはとても楽しみでした。
研修では私たちが日々、薬局で調剤を行う上でかかせない処方箋がどのように出されているのかをそばでじっくりと拝見することができました。

まず最初はメニエール病の患者さんと先生の診察の様子を見る機会がありました。
メニエール病とは内リンパ液が増えることにより耳鳴りや回転性めまいが発作的に起きる疾患のことを言います。これを先生はこの病気が患者の中でどのように起こっているのかを、例え話を用い、わかりやすく説明されていました。
そうすることにより患者自身も自分の病気のことをしっかりと把握したうえで、治療を開始できるのだと思いました。
最後に患者さんに対して先生はこの病気の場合薬は３ヶ月間飲んだほうがいいとおっしゃっていたので、私はメニエール病の治療はそんなにかかるものなのかと先生に尋ねたところ、先生は今までの経験上こうしたほうがいいのだと、調べても本には載ってないよと言われました。
先生は時にこういったエンピリックセラピーに基づき治療を行っているのです。
今回の研修を通して我々薬剤師も患者に対して、自身の病気のことや治療薬のことをより理解してもらい伝えることができれば、コンプライアンスの向上に繋がると考えました。
最後にはなりますが、医院のスタッフ、先生方にはまだまだ未熟である私の面倒を見て頂き大変感謝しております。
この研修で学んだことを糧に、これからも日々勉強を怠らぬよう、努力していく所存でございます。本当にありがとうございました。