クリニック研修レポート【薬剤師 女性 25歳】 2011/09
この度クリニックで一週間という短い間でしたが、先生の診察風景や処置を見学させていただきました。研修に参加するにあたって薬局では見ることのできない医師の患者様への接し方、医療機器の使用を見ることを大変楽しみにしておりました。
その中で私が一番印象に残っているのは足の親指の爪に机が落下してしまい、爪と皮膚の間に血の塊が出来ている患者様です。その治療法はクリップを伸ばしライターで熱し、爪に穴をあけて中の血を出すというものでした。そうすることによって痛みもなくなり、爪を取らなくてもいいとのことでした。今までこのような治療方法は見たことがなく、大変驚きました。また次の日の経過も見ることができ、患者様の爪の色の状態が良くなっているのを見ることができました。
次に研修で見たいと思っていたのが胃カメラです。
以前見たことがありましたが、どういう画像なら胃が荒れているのか、患者様にはどのように説明するかなど疑問に思った点が多かったからです。実際の映像や写真、胃の模型を用いてここの縦線が胃炎で、ここにポリープがあるなど説明していただき分かりやすかったです。また、患者様にも前回の写真と比較することによって、胃の改善具合、薬の効果が目に見える形で伝わっているのでコンプライアンスの向上につながるのだと思いました。
診察において検査値が良くない場合は患者様に不安に感じさせないように先生自身の知っている先生に紹介状をだしたりなど大変親身になって患者様と話している印象を受けました。また、しっかり薬を飲服用できていない患者様や他に病気をかかえているのに風邪を引いたことを甘くみている患者様を時折叱る場面がありました。本当に患者様を思っているからこそ出来ることだと思いました。
最後になりましたが研修に参加させていただいたにゅうむら医院の皆様には大変感謝していります。この研修で学んだことを生かせるように日々努力していきたいと思っております。
一週間という短い間でしたが本当にありがとうございました。